五代伊藤赤水は、新潟県佐渡市相川で無名異土を使い、窯変と練上の壺・鉢を作る陶芸家です[5][6]。2003年に重要無形文化財「無名異焼」の保持者に認定され、2024年からは伊藤赤儘と号しています[1][5]。作品は佐渡市相川の本店で扱われ、第73回日本伝統工芸展にも出品しています[2][7]。
目次(6項目)
| 作品名・シリーズ | 見られる場所 | 素材・技法 | 寸法(公表値) |
|---|---|---|---|
| 無名異練上花紋壺 | 日本工芸会:第73回日本伝統工芸展(令和8年度)の作品ページ[2] | 陶芸(分類)、無名異・練上(作品名の表記) | 奥行19.0 幅19.0 高37.0cm[2] |
| 佐渡ヶ島香爐 | 日本工芸会:第54回伝統工芸陶芸部会展(令和8年度)の作品ページ[3] | 陶芸(分類)、佐渡ヶ島シリーズ(佐渡の土・岩石を使う)[5] | 奥行12.0 幅12.0 高12.0cm[3] |
| 無名異窯変壺 | 日本工芸会:第65回東日本伝統工芸展(令和7年度)の作品ページ[4] | 陶芸(分類)、無名異・窯変(作品名の表記) | 径24.0 高20.0cm[4] |
| 無名異練上線紋鉢 | 日本工芸会:作品一覧(第70回日本伝統工芸展)[1] | 無名異・練上(作品名の表記) | 未確認 |
五代伊藤赤水はどこで制作している作家ですか?六代や伊藤赤儘とはどう違いますか?
新潟県佐渡市相川を拠点にする無名異焼の陶芸家です[6]。1977年に五代を襲名し、2024年に伊藤赤儘と号しました[5]。六代伊藤赤水は長男で、別の作家です。
重要無形文化財「無名異焼」の保持者は伊藤窯一(雅号:五代伊藤赤水)で、住所は佐渡市相川一町目です[6]。相川出身で、1966年に佐渡へ帰郷し、祖父の三代赤水の下で無名異焼を学びました[6]。
1977年に五代伊藤赤水を襲名し、2024年からは伊藤赤儘を号しています[5]。日本工芸会では「五代 伊藤 赤水」の名で陶芸・東日本支部の正会員として載っており、生年は1941年6月24日です[1]。
伊藤赤水の公式サイトでは、伊藤赤儘(五代伊藤赤水)と六代伊藤赤水が別々の陶芸家として紹介されています[5]。作品名や展示の記録では「五代」「六代」の表記で見分けられます。
五代伊藤赤水の窯変と練上は、どんな技法ですか?
窯変は窯の炎の当たり方で土の色を変える技法、練上は色の違う土を組み合わせて紋様を表す技法です[5]。どちらも無名異土を高温で焼く無名異焼から発展させたものです[6]。
無名異焼は、酸化鉄を多く含む赤土の無名異土を高温で焼成する技法です[6]。五代伊藤赤水はこの技法を習得したあと研究を続け、黒く変色する窯変と、色の違う土を重ねる練上の二つの技法へ発展させました[6]。
窯変では炎の動きを予測し、ある程度計算しながら土の色に変化を加えます[5]。練上の紋様は筆で描いた線と違って独特の揺らぎがあり、器の外側から内側へつながっています[5]。
三つ目のシリーズ「佐渡ヶ島」は、佐渡ヶ島の土と岩石を使った荒々しい作品です[5]。第54回伝統工芸陶芸部会展には、このシリーズの佐渡ヶ島香爐を出品しました[3]。
五代伊藤赤水の器はどのくらいの大きさですか?
第73回日本伝統工芸展の無名異練上花紋壺は高さ37.0cm、第65回東日本伝統工芸展の無名異窯変壺は径24.0cm・高さ20.0cmです[2][4]。
無名異練上花紋壺は奥行19.0cm、幅19.0cm、高さ37.0cmで、令和8年度の第73回日本伝統工芸展に出品されました[2]。同じ名前の壺は第72回日本伝統工芸展にも出品されています[1]。
佐渡ヶ島香爐は奥行・幅・高さとも12.0cmの小さな香炉です[3]。日本工芸会に記録された出品作は112点で、壺・鉢・花入・香炉が中心です[1]。
五代伊藤赤水の陶歴と主な受賞
1980年に日本伝統工芸展で奨励賞、1985年に日本陶芸展で最優秀作品賞・秩父宮賜杯、1997年に高松宮記念賞を受けました[1][5]。2003年に人間国宝に認定されています[6]。
1966年に京都工芸繊維大学窯業工芸学科を卒業しました[5]。1972年に日本伝統工芸展へ初入選し、1980年代からは海外の展示会に招待されるようになりました[6]。
作品は東京国立近代美術館、新潟県立近代美術館、英国のヴィクトリア・アンド・アルバート美術館、米国のメトロポリタン美術館などに収蔵されています[5]。2005年に紫綬褒章、2011年に旭日小綬章を受けました[5]。
五代伊藤赤水の作品はどこで見られますか?
伊藤赤水の本店は佐渡市相川一町目にあり、営業時間は10時から17時、定休日は不定休です[7]。第73回日本伝統工芸展は2027年3月7日まで全国を巡回します[8]。
下相川店は佐渡市下相川にあり、水曜日が定休で、11月半ばから4月半ばまでは冬季休館です[7]。公式サイトには、伊藤赤儘の作品を購入できる一覧のページもあります[5]。
第73回日本伝統工芸展は、2026年10月21日から26日に仙台三越、10月30日から11月8日に石川県立美術館で開かれます[8]。無名異練上花紋壺が各会場に並ぶかは、会場の出品目録で確かめてください[2]。
よくある質問
- 無名異焼とはどんな焼き物ですか?
- 佐渡の相川地区を拠点とする焼き物で、酸化鉄を多く含む赤土の無名異土を高温で焼成します[6]。
出典
- 1五代 伊藤 赤水の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 2無名異練上花紋壺(第73回日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 3佐渡ヶ島香爐(第54回伝統工芸陶芸部会展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 4無名異窯変壺(第65回東日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 5人間国宝 伊藤赤儘(五代伊藤赤水)伊藤赤水・2026年10月7日確認
- 6国指定 重要無形文化財:無名異焼佐渡市・2026年10月7日確認
- 7店舗案内伊藤赤水・2026年10月7日確認
- 8第73回日本伝統工芸展公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
確認できていないこと
- 下相川店の営業時間は公式サイトに記載がなく未確認
- 第73回日本伝統工芸展の巡回各会場で無名異練上花紋壺が展示されるかは未確認
- 公式Instagram(@itousekisui)は伊藤赤水の店舗・窯全体のアカウントで、五代の作品だけの投稿かは未確認
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