土と

陶芸作家一覧|作風と作品が確認できる37人

情報の確認日 2026年9月16日編集部

この一覧には、本人が特定でき、作品を2件以上確認できた37人を載せています。多くは日本工芸会の作品記録で、支部と作品の寸法まで確認しました[1][2]。作風の欄は本人・窯・自治体などの公式情報で確認できた範囲です。推定の経歴や師弟関係は書いていません。

地方別の掲載作家数(2026年9月16日に各作家ページを数えた時点の件数)
地方掲載人数主な活動地
北海道・東北1福島県会津美里町
関東11栃木県益子町・芳賀町・茨城県笠間市・東京都・神奈川県・千葉県
中部7新潟県佐渡市・石川県小松市・岐阜県土岐市・多治見市・愛知県瀬戸市・常滑市
近畿5滋賀県甲賀市信楽町・京都府京都市・兵庫県丹波篠山市
中国・四国7山口県萩市・長門市・岡山県瀬戸内市・備前市・広島県・香川県高松市・徳島県
九州・沖縄6福岡県東峰村・佐賀県有田町・武雄市・熊本県氷川町・山鹿市
合計37

このページで確認できること

  • どの地域にどの作家が拠点を置いているか
  • 公式情報で確認できた技法・作風
  • 作品を確認した資料(日本工芸会・美術館・窯の公式など)

この一覧にはどの作家を載せていますか

本人が特定でき、作品を2件以上確認できた37人だけを載せています。作風は公式情報で確認できた範囲だけです[1][5]

掲載の基準は2つです。1つは、氏名と活動地が公式の資料で特定できること。もう1つは、作品を2件以上、出典とあわせて確認できることです。作品1件でも、確認済みの取扱・出展が2件あれば載せています。

作品を確認した資料は、多くが日本工芸会の作品記録です。たとえば岡田泰は陶芸・正会員の山口支部として掲載され[1]、第73回日本伝統工芸展の「淡青釉鉢」は径44.0cm・高22.5cmと寸法まで記録されています[2]。寸法が公開されているものは各作家ページに載せています。

作風の欄は、本人の公式サイト・窯の公式・自治体などが書いていることを短くしたものです。額賀章夫は自身のサイトで茨城県笠間市本戸の工房と、1998年の伝統工芸士認定を示しています[5]。推定の年齢・出身地・師弟関係は書いていません。

書いていないことも明示しています。取扱店や陶器市への出店、2026年9月16日以降の展示予定は、公式で確認できなかった作家が多く、各ページに未確認と書いています。

地方別の作家一覧

地方ごとに、作家名・活動地の市町村・主な技法や作風を並べています。活動地は公式資料で確認できた範囲です。

活動地の欄は、窯や工房の所在地、または公式資料に書かれた拠点です。市町村まで確認できなかった作家は、その旨を書いています。工房を訪問できるかは別の問題で、この一覧では扱っていません。

北海道・東北の作家(1人)

福島県会津美里町の1人だけです。宗像利浩は会津本郷焼の宗像窯の八代当主で、窯の展示場は毎週水曜日が定休です[7]。北海道と青森・岩手・宮城・秋田・山形の各県には、掲載の基準を満たす確認ができた作家がまだいません。

北海道・東北を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
宗像利浩福島県会津美里町宗像窯の八代当主で、禾目や鉄釉の利鉢、井戸茶碗が出品作の中心です

関東の作家(11人)

栃木県に4人、茨城県に2人、東京都に2人、神奈川県に1人、千葉県に2人です。産地の窯に属する人と、個人の工房を構える人の両方が含まれます。

松井康陽は茨城県立笠間陶芸大学校の講師紹介に県内外部講師として載っていますが、工房の所在地は公的機関のページでも確認できませんでした[10]。和田的は本人の公式サイトに1978年千葉県生まれと記されており、工房の所在地は公表されていません[11]。表の活動地は、確認できた範囲だけを書いています。

関東を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
濱田友緒栃木県益子町濱田窯は赤絵の作品や塩釉窯による作品などを作風として紹介しています
松崎健栃木県益子町遊心窯の陶芸家で、国画会の工芸部会員として「窯変灰被壷」を出品しています
松村仁団望栃木県益子町「紐作練上」「練上」の名がつく鉢と茶盌が出品作の中心です
佐伯守美栃木県芳賀町象嵌で樹林文を表した鉢や花瓶を日本伝統工芸展などに出品しています
額賀章夫茨城県笠間市笠間市は粉引の技法と、土灰のマット釉・プリーツワークを特徴に挙げています
松井康陽茨城県(市町村は未確認)椋灰釉の練上の大壺を日本伝統工芸展に出品し続けています
望月集東京都中野区陶芸工房「一閑」を主宰し、花文の大鉢・角鉢・茶盌が出品作の中心です
小山耕一東京都台東区東京竜泉窯で制作し、正燕支・金彩・彩色の名がつく鉢や蓋器が中心です
中島克童神奈川県秦野市灰釉の大鉢・大皿と、きら彩・銀彩の名がつく作品が中心です
林寧彦千葉県習志野市扁壺・大鉢・丸皿で、柿・雀・白木蓮・漣などの名がつきます
和田的千葉県(市町村は未確認)作品名は「白器」で始まるものが多く、鉢・水指・茶盌が出品作の中心です

中部の作家(7人)

産地の窯を継ぐ作家が多く含まれます。六代 伊藤赤水は新潟県佐渡市で無名異焼を制作し、日本工芸会では陶芸・東日本支部の正会員です[3]。六代 加藤作助は愛知県瀬戸市赤津町の作助窯の当主で、東海支部の正会員です[4]

林恭助は岐阜県土岐市の陶芸家で、日本工芸会では陶芸・東海支部の正会員です[6]。土岐市は、2026年6月19日に「黄瀬戸」で岐阜県重要無形文化財に認定されたと案内しています。

中田一於は、文化庁が公表した答申内容の別紙に、釉下彩の保持者として本名の中田和雄と石川県小松市が記載されています[8]。鈴木徹は本人の公式サイトに1964年多治見市生まれ、2024年に多治見市無形文化財「織部」の指定を受けたと記しています[9]

中部を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
六代 伊藤赤水新潟県佐渡市無名異焼を制作し、無名異線紋の鉢・壺と縹釉の壷が出品作の中心です
吉田幸央石川県小松市九谷焼上絵付の窯元・錦山窯の四代で、彩色金襴手の鉢・壷・花器が中心です
中田一於石川県小松市釉薬の下に銀箔を貼る釉裏銀彩を得意とし、釉下彩の重要無形文化財保持者です
林恭助岐阜県土岐市近年の出品作は黄瀬戸茶埦と耀変流光彩の鉢が中心です
鈴木徹岐阜県多治見市緑釉と三彩の器を出品し、多治見市無形文化財「織部」の指定を受けています
六代 加藤作助愛知県瀬戸市赤津町の作助窯の当主で、黄瀬戸の花器と鉢が出品作の中心です
鯉江廣愛知県常滑市常滑焼の作家で、「あけぼの彩」の茶注と茶盌が出品作の中心です

近畿の作家(5人)

滋賀県甲賀市信楽町に2人、京都府京都市東山区に1人、兵庫県丹波篠山市に2人です。茶道具を中心に制作する作家と、日常の器を制作する作家の両方が含まれます。

近畿を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
奥田章滋賀県甲賀市信楽町壺文製陶の取締役で、刷毛目・十草・リバーシブルの各シリーズを制作しています
六代 上田直方滋賀県甲賀市信楽町信楽陶器工業協同組合の組合員で、出品作の多くは信楽肩衝茶入です
市野信水兵庫県丹波篠山市信水窯の陶芸家で、丹波茶入・丹波肩衝茶入・丹波伊羅保茶盌が作品記録の中心です
猪飼祐一京都府京都市東山区五条坂の壺屋喜兵衛窯の陶芸家で、灰釉彩の壺や鉢が出品作の中心です[13]
西端正兵庫県丹波篠山市今田町上立杭の末晴窯の作り手で、藁白釉や雪景の名がつく作品が中心です[14]

中国・四国の作家(7人)

山口県の萩焼と岡山県の備前焼の作家が中心で、広島県・香川県・徳島県が1人ずつ加わります。岡田泰は山口県萩市の晴雲山岡田窯の陶芸家で、日本工芸会では陶芸・山口支部の正会員です[1]。第73回日本伝統工芸展には「淡青釉鉢」が入選しています[2]

市町村まで確認できない作家は、その旨を表と各ページに書いています。徳島県の栗原慶は、日本工芸会の記録に活動拠点が徳島県とだけ示されています。木村芳郎は東広島市立美術館が「郷土ゆかり」の作家として作品を収蔵していますが、工房の所在地は公式の資料では確認できませんでした[12]

中国・四国を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
岡田泰山口県萩市晴雲山岡田窯の陶芸家で、淡青釉の鉢・皿・茶盌が出品作の中心です
田原崇雄山口県長門市田原陶兵衛工房で制作し、流白釉の鉢と花器が出品作の中心です
隠﨑隆一岡山県瀬戸内市備前焼の作家で、混淆・白泥の花器が出品作の中心です
伊勢﨑創岡山県備前市備前焼の作家で、備前扁壺や緋襷の四方花器が多く見られます
木村芳郎広島県(市町村は未確認)作品名のほとんどが「碧釉」で始まり、鉢・壺・器が出品作の中心です
伊藤信夫香川県高松市「さぬきの焼 伊藤陶芸教室」を主宰し、作品名はすべて「さぬき」で始まります
栗原慶徳島県(市町村は未確認)鳴門教育大学の教授で、青白磁の鉢・長皿が出品作の中心です

九州・沖縄の作家(6人)

福岡県に1人、佐賀県に3人、熊本県に2人です。青白磁や白磁を制作する作家が複数含まれますが、拠点も窯も別々で、作品の名づけ方も異なります。沖縄県の作家は、掲載の基準を満たす確認がまだできていません。

九州・沖縄を拠点とする掲載作家(2026年9月16日確認)
作家名活動地(市町村)主な技法・作風のひとこと詳細
鬼丸尚幸福岡県東峰村小石原の翁明窯元で制作し、青白磁の面取鉢や角皿を出品しています
庄村久喜佐賀県有田町晩香窯庄健で制作し、白妙磁・白妙彩磁と名づけた白い磁器が中心です
中尾純佐賀県有田町中仙窯で制作し、近年の出品作は釉象嵌の花器と鉢が中心です
浦郷壮佐賀県武雄市青白磁の花器や壺を中心に発表しています
江上晋熊本県氷川町高田焼 竜元窯で制作し、青磁象嵌の花器が出品作の中心です
五嶋竜也熊本県山鹿市竜山窯で制作し、出品作はほぼすべて天草陶石を使う白磁の鉢・皿です

作品はどこで見られますか

多くは公募展の作品記録で見られます。常設の取扱店や展示先は、公式で確認できた作家だけ各ページに書いています[1][3][4]

日本工芸会の作品一覧には、作家ごとの出品作と出品展、受賞名がまとまっています。六代 伊藤赤水は51作品[3]、六代 加藤作助は35作品[4]が掲載されており、作風の移り変わりを見られます。

常設で作品を見られる場所が確認できた作家もいます。隠﨑隆一は寒風陶芸会館が作品を展示販売中と案内し、伊勢﨑創は茅葺きギャラリー陽山居が展示販売しています。ただし在庫は変わるため、各ページでは未確認と書いています。

取扱店をもたない作家もいます。濱田窯は直接販売をしておらず、日本橋三越本店やビームスフェニカなどを取扱店に挙げています。買える場所は、窯や本人の公式の案内で確かめてください。

よくある質問

この37人は日本の陶芸作家を代表する人たちですか
違います。本人が特定でき、作品を2件以上確認できた人だけを、2026年9月16日までに確認できた範囲で載せた件数です。順位や評価ではありません。
作風はどこから引いた情報ですか
本人の公式サイト、所属する窯、自治体、日本工芸会の作品記録です。額賀章夫のように本人サイトで工房と経歴を示している例もあります[5]
作品の寸法はわかりますか
公募展の記録に寸法があるものは各ページに載せています。岡田泰の「淡青釉鉢」は径44.0cm・高22.5cmです[2]。記録のないものは書いていません。

このページから進めるページ(37件)

出典

  1. 1
    岡田 泰の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年9月15日確認
  2. 2
    淡青釉鉢(第73回日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年9月15日確認
  3. 3
    六代 伊藤 赤水の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年9月15日確認
  4. 4
    六代 加藤 作助の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年9月15日確認
  5. 5
    プロフィール額賀章夫(N. ceramic studio)・2026年9月15日確認
  6. 6
    林 恭助の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年9月15日確認
  7. 7
  8. 8
  9. 9
    Profile|陶藝 鈴木徹のホームページ鈴木徹(公式サイト)・2026年9月16日確認
  10. 10
    講師紹介茨城県立笠間陶芸大学校・2026年9月16日確認
  11. 11
    Profile - akirawada.net和田的(公式サイト)・2026年9月16日確認
  12. 12
    コレクション東広島市立美術館・2026年9月16日確認
  13. 13
    猪飼祐一|京都東山区五条坂の陶芸家|壺屋喜兵衛窯猪飼祐一(公式サイト)・2026年9月16日確認
  14. 14
    末晴窯|丹波焼の里立杭 陶の郷(丹波伝統工芸公園)・2026年9月16日確認

確認できていないこと

  • 多くの作家で、常設の取扱店と2026年9月16日以降の展示予定が未確認です

記載は編集部が出典を確認して作成しています。誤りに気づいた場合は訂正のお知らせの窓口からお知らせください。