土と

宗像利浩の器|作風・作品・取扱店・出展情報

情報の確認日 2026年9月16日編集部

宗像利浩は福島県大沼郡会津美里町の宗像窯の八代当主で、2005年に継承しました[5][7]。日本工芸会では陶芸・東日本支部の正会員です[1]。出品作は禾目や鉄釉の利鉢、井戸茶碗などです[1]。窯の展示場で作品を見られますが、陶芸体験は現在行われていません[7][8]

宗像利浩の作品として確認できたもの(2026年9月16日に確認。価格は載せていません)
作品名・シリーズ見られる場所素材・技法寸法(公表値)
井戸茶碗日本工芸会:第51回伝統工芸陶芸部会展(令和5年度)の作品ページ[2]陶芸(分類の表記)、井戸(作品名の表記)幅15.1 奥行15 高9.2cm[2]
白掛耳付水指日本工芸会:第49回伝統工芸陶芸部会展(令和3年度)の作品ページ[3]陶芸(分類の表記)、白掛(作品名の表記)径21.6 高18.6cm[3]
禾目利鉢日本工芸会:第61回日本伝統工芸展(平成26年度)の作品ページ[4]陶芸(分類の表記)、禾目(作品名の表記)径57.5 高10.0cm[4]
鉄釉利鉢日本工芸会:第56回・第57回日本伝統工芸展の作品ページ[1]陶芸(分類の表記)、鉄釉(作品名の表記)作品ページに記載なし
禾目利鉢(代表作として掲載)宗像窯公式サイト内の旧・作家紹介ページ[10]禾目釉(窯の説明の表記)径48×高12.5cm[10]
瑠璃壺宗像窯公式サイト内の旧・作家紹介ページ[10]瑠璃釉(窯の説明の表記)径39cm×高27cm[10]

このページで確認できること

  • 宗像利浩の制作拠点と、宗像窯での代の数え方
  • 日本工芸会と窯の公式サイトで確認できた作品名と寸法
  • 窯の展示場の営業条件と、2026年に確認できた出展

宗像利浩はどこで制作している作家ですか?

福島県大沼郡会津美里町本郷上甲3115の宗像窯で制作しています[7]。2005年に宗像窯八代当主を継承したと窯の公式サイトが記しています[5]

会津本郷焼の窯元でつくる団体のサイトは、宗像窯を紹介する記事で宗像利浩を八代当主と書いています[9]。日本工芸会の作家ページでは、分野が陶芸、会員区分が正会員、所属が東日本支部・陶芸部会と表示されます[1]

窯の公式サイトによると、宗像窯の先祖である宗像出雲守式部は767年に会津美里町(旧会津本郷町)へ移り住み、宗像神社を建立しました[6]。同じページは、宗像窯の創業を1719年(享保4年)とし、文政の頃に八郎秀延の代から専業になったと説明しています[6]

同姓の作り手と区別するため、このページでは日本工芸会の東日本支部・陶芸部会の正会員「宗像 利浩」を対象にしています[1]。作家紹介ページは、宗像利浩を七代亮一の長男とし、1957年に会津美里町で生まれたと書いています[5]

宗像利浩はどんな作風ですか?

日本工芸会への出品作は禾目や鉄釉の利鉢、井戸茶碗、白掛の水指です[1]。窯は地元の的場陶土と地元産の釉薬原料を使い、生がけ焼成を行うと説明しています[6]

宗像窯の公式サイトは、創業当初から地元白鳳山で採れる的場陶土を使い続けていると書いています[6]。同じページは、この土は粘土の中に砂と鉄分が微妙に混じり合い、全国でも稀な生がけ焼成が可能な土だと説明しています[6]

釉薬については、地元で採れる顔料と地元のナラ灰を主原料にしていると書かれています[6]。窯に伝わる飴釉、白釉、鉄釉、辰砂釉に改良を加え、現在は禾目釉、天目釉、井戸釉、瑠璃釉があるとされています[6]。灰は工房のまきストーブの灰を使うとも記されています[6]

成形は、ロクロ成形とにしん鉢に代表されるタタラ成形が基本と説明されています[6]。焼成は伝統的に登り窯で行ってきましたが、現在はガス窯も併用しています[6]。登り窯は町指定文化財で、全長約20m・幅約5m・七つの窯が連なると書かれています[6]

宗像利浩の器はどのくらいの大きさですか?

日本工芸会の作品ページで3点の寸法を確認しました[2][3][4]。窯の公式サイト内の旧ページにも、禾目利鉢と瑠璃壺の寸法が載っています[10]

第51回伝統工芸陶芸部会展(令和5年度)の井戸茶碗は、幅15.1cm・奥行15cm・高さ9.2cmと記載されています[2]。第49回伝統工芸陶芸部会展(令和3年度)の白掛耳付水指は径21.6cm・高さ18.6cmです[3]。どちらの作品ページにも解説文はありませんでした。

第61回日本伝統工芸展(平成26年度)の禾目利鉢は径57.5cm・高さ10.0cmです[4]。窯のサイト内の旧ページが代表作として挙げる禾目利鉢は径48×高12.5cmで、日本工芸会に載る同名作とは寸法が異なります[4][10]。同名の作品が複数あると考えられます。

日本工芸会の作家ページには12作品が並び、日本伝統工芸展が6点、支部展が4点、陶芸部会展が2点です[1]。第56回・第57回日本伝統工芸展の鉄釉利鉢は、作品ページに寸法の記載がありませんでした[1]

宗像利浩の経歴と主な受賞

窯の公式サイトの作家紹介に年つきの陶歴が載っています[5]。1997年の第14回日本陶芸展の日本陶芸展賞と、2003年の文部科学大臣賞が書かれています[5]

現在の作家紹介ページは、1997年の第14回日本陶芸展で「利鉢」が日本陶芸展賞を受け、2003年の第17回日本陶芸展で文部科学大臣賞を受けたと分けて書いています[5]。同じサイト内に残る旧ページは、この2つをまとめて「準大賞(2003年文部科学大臣賞)」と書いており、表記が一致していません[10]

窯の公式サイトは、収蔵先として出光美術館、兵庫陶芸美術館、福島県立美術館、東邦銀行、茨城県陶芸美術館を挙げています[5]。日本工芸会の作家ページには受賞歴の欄が表示されず、日本工芸会の記録では賞を確認できませんでした[1]

宗像利浩の経歴(宗像窯公式サイトの作家紹介で年つきに確認できたもの。抜粋)
出来事根拠
1957七代亮一の長男として会津美里町に生まれる[5]
1977嵯峨美術短期大学陶芸科を卒業し、出西窯で修行[5]
1997第14回日本陶芸展で「利鉢」が日本陶芸展賞を受賞[5]
1998NHKやきもの探訪「用の美を創る」に出演/福島の新世代98展(福島県立美術館)[5]
1999会津大学短期大学部の非常勤講師となる(2024年退任)[5]
2003第17回日本陶芸展で文部科学大臣賞を受賞(兵庫陶芸美術館に収蔵)[5]
2005宗像窯八代当主を継承する/第18回日本陶芸展に招待出品(以後2007・2009・2011年)[5]
2008日本橋三越本店 特選画廊にて個展(出光美術館に収蔵)[5]
2010フランス パリ個展/高島屋大阪店 美術画廊にて個展(以後2012・2015・2016年)[5]
2012福島大学客員教授に就任(2019年退任)[5]
2013東大寺に抹茶碗奉納/現代陶芸 寛土里(東京)にて個展(以後2015年)[5]
2016第36回伝統文化ポーラ賞・地域賞を受賞[5]
2019東北経済産業局長賞を受賞[5]
2025日本橋三越本店 美術特選画廊にて個展開催[5]
2026代官山ギャラリーにて個展開催[5]

宗像利浩の作品は、どこで見られますか?

宗像窯の展示場で展示・販売が行われています[7]。営業時間は9時から16時30分まで、12月から3月は16時までで、定休日は毎週水曜日です[7]

窯の案内によると、展示場は平成27年3月1日に開きました[7]。12月から3月の火曜日は予約制で、駐車場は2台、徒歩1分の無料観光駐車場も使えると書かれています[7]。展示内容は変わる場合があるとも記されています[7]

窯のお知らせは、2026年6月27日付の記事で「宗像窯では、現在、陶芸体験を行っておりません」と案内しています[8]。同じ記事は、2026年秋に福島県立博物館で一般向けの陶芸体験を開く予定があるとも書いていますが、日程は示されていません[8]

茨城県陶芸美術館のコレクション新収蔵品展に宗像利浩と宗像利訓の作品が展示されると、窯のお知らせが案内しています[8]。会期は2026年5月13日から10月18日までと書かれており、公開日の2026年10月2日より後まで開かれます[8]。美術館の公式サイトではこの会期を確認できませんでした。

宗像利浩に関して2026年に確認できた出展・催事(2026年9月16日に確認)
時期会場・催事根拠
2026年5月13日〜10月18日茨城県陶芸美術館 コレクション新収蔵品展(笠間市笠間2345)。宗像窯の案内で宗像利浩・宗像利訓の作品が展示されるとされる。美術館公式では会期を確認できず[8]
2026年6月14日令和8年度 会津本郷せと市(瀬戸町通り、朝4時〜12時)。終了。窯の展示場も同日は朝4時から12時まで営業と案内[8]
2026年8月2日〜8月16日宗像窯感謝祭(宗像窯展示場、9時〜17時)。終了。展示場での2割引販売とぐい呑みフェアと案内[8]
2026年7月18日会津本郷焼 宗像窯9代目 宗像利訓氏 陶芸教室(福島県男女共生センター)。終了。宗像利訓が講師[8]
2026年秋(日程未発表)福島県立博物館での一般向け陶芸体験。窯が開催予定と案内。日程は示されていない[8]

よくある質問

宗像窯の登り窯は見られますか?
窯の公式サイトは、登り窯が町指定文化財で、東北で使われている登り窯としては最古と説明しています[6]。見学の可否と条件は公式サイトで確認できませんでした。
宗像利浩の作品をその場で買えますか?
宗像窯の展示場で作品の展示・販売を行うと案内されています[7]。ただし在庫は変わるため、来店前に窯へ確認してください。展示内容は異なる場合があると窯も書いています[7]
宗像窯で陶芸体験はできますか?
窯は2026年6月27日付のお知らせで、現在は陶芸体験を行っていないと案内しています[8]。同じ記事に、2026年秋に福島県立博物館で体験を予定するとの記載があります[8]
「利鉢」とはどういう器ですか?
宗像窯の公式サイトは、作品名が作者(利浩)の名にちなむと説明しています[5]。器の用途や由来のそれ以上の説明は、公式で確認できませんでした。

出典

  1. 1
    宗像 利浩の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年9月16日確認
  2. 2
    井戸茶碗(第51回伝統工芸陶芸部会展)公益社団法人日本工芸会・2026年9月16日確認
  3. 3
    白掛耳付水指(第49回伝統工芸陶芸部会展)公益社団法人日本工芸会・2026年9月16日確認
  4. 4
    禾目利鉢(第61回日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年9月16日確認
  5. 5
    作家紹介 宗像利浩宗像窯・2026年9月16日確認
  6. 6
  7. 7
  8. 8
    宗像窯公式ホームページ お知らせ宗像窯・2026年9月16日確認
  9. 9
    宗像窯会津本郷焼(会津本郷焼事業協同組合のサイト)・2026年9月16日確認
  10. 10

確認できていないこと

  • 宗像窯のサイト内で、1997年第14回日本陶芸展の賞名が現在のページ(日本陶芸展賞)と旧ページ(準大賞)で食い違っており、主催者の記録で確認できていない
  • 茨城県陶芸美術館の公式サイトでは、新収蔵品展の会期(2026年5月13日〜10月18日)を確認できなかった
  • 宗像窯の登り窯を見学できるか、条件つきかは公式サイトで未確認
  • 日本工芸会に載る禾目利鉢(径57.5 高10.0cm)と、窯公式に載る禾目利鉢(径48×高12.5cm)が別作品かどうかは未確認
  • 窯の展示場以外の常設の取扱店は、宗像利浩については確認できていない(作家紹介ページの取扱いの記載は宗像利訓の項にある)

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