吉田美統(よした みのり)は、石川県小松市の九谷焼の窯元・錦山窯の三代で、2001年に重要無形文化財「釉裏金彩」の保持者に認定された陶芸家です[1][2]。花瓶・水指・香炉・飾皿を日本伝統工芸展などに出品し、2026年の第73回展には径25.0cmの花瓶が並びます[2][3]。
公式の案内錦山窯(公式サイト)ほか2件
吉田美統はどこで制作している作家ですか?
石川県小松市の錦山窯に生まれ、19歳で窯の三代を継ぎました[1][8]。本名は吉田稔で、美統は雅号です[1]。
錦山窯は1906年に開かれた、九谷焼の赤絵金襴手を得意とする窯元です[1][9]。小松市高堂にあり、金彩の技術を得意としています[9]。
1932年7月7日生まれで、高校在学中から窯の職人に陶技を学びました[2][1]。1951年に家業を継ぎ、上絵付けや金襴手の技法を深めています[1]。
釉裏金彩とは、どんな技法ですか?
磁器の素地に九谷の上絵具を掛けて地色を作り、文様に切った金箔を焼き付け、全面に透明釉を掛けて焼き上げる技法です[1]。
吉田美統は1972年、加藤土師萌の釉裏金彩の作品に触発されて、この技法での制作を始めました[1]。試行錯誤を重ねて技を磨き、2001年7月12日に保持者に認定されています[1]。
下地の色釉の出し方や金箔の扱い方に工夫を加えた点が、認定で評価されています[1]。技法の源泉として、ユネスコ無形文化遺産に登録された縁付金箔も挙げられています[9]。
吉田美統の主な出品歴と受賞は?
1974年に第21回日本伝統工芸展に初入選し、1992年に高松宮記念賞を受けました[8][2]。日本工芸会の展覧会への出品作は114点です[2]。
出品作の内訳は、日本伝統工芸展48点、支部展46点、陶芸部会展20点です[2]。作品名の多くは「釉裏金彩」で始まり、花瓶・水指・香炉・飾皿が並びます[2]。
2023年には小松市名誉市民章を受けています[9]。
吉田美統の作品は、どこで見られますか?
2026年の第73回日本伝統工芸展に釉裏金彩牡丹唐草文花瓶が出品され、全国を巡回しています[3][10]。京都展は2026年10月7日から12日までです[10]。
巡回は、京都展のあと大阪展が10月14日から18日、仙台展が10月21日から26日、金沢展が10月30日から11月8日、岡山展が11月12日から29日です[10]。各会場で吉田美統の作品が並ぶかは、会場の出品目録で確かめてください。
2024年10月19日から12月8日には、小松市立本陣記念美術館で特別展「人間国宝『釉裏金彩』吉田美統の景色」が開かれました[9]。錦山窯は2026年に開窯120周年を迎え、10月9日から13日まで東京のAXISギャラリーで四代・吉田幸央の記念展を開きます[11]。
よくある質問
- 2026年の新作は見られますか?
- 第73回日本伝統工芸展に、径25.0cm・高さ33.7cmの釉裏金彩牡丹唐草文花瓶が出品されています[3]。巡回各会場での展示の有無は、会場ごとに確かめてください。
出典
- 1釉裏金彩(吉田稔(雅号 吉田美統))石川県・2026年10月7日確認
- 2吉田 美統の作品一覧公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 3釉裏金彩牡丹唐草文花瓶(第73回日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 4切箔釉裏金彩香炉(第54回伝統工芸陶芸部会展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 5釉裏金彩更紗文 花器(第66回石川の伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 6釉裏金彩更紗文花瓶(第72回日本伝統工芸展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 7釉裏金彩四季花丸紋水指(第53回伝統工芸陶芸部会展)公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 8Artists|Kinzangama Kiln Japan錦山窯(公式サイト)・2026年10月7日確認
- 9人間国宝「釉裏金彩」 吉田美統の景色小松市ミュージアムズ・2026年10月7日確認
- 10第73回日本伝統工芸展公益社団法人日本工芸会・2026年10月7日確認
- 11Information|Kinzangama Kiln Japan錦山窯(公式サイト)・2026年10月7日確認
確認できていないこと
- 第73回日本伝統工芸展の巡回各会場の名称と、各会場に吉田美統の作品が並ぶかは未確認
- 錦山窯の工房・ギャラリーの見学条件は未確認
- Instagramは錦山窯の公式アカウントで、吉田美統個人のアカウントではない
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